和訳|AEON’S END: LEGACY OF GRAVEHOLD|GH-S1

イーオンズエンド:レガシー オブ グレイヴホールドGH-S1 REGACY OF GRAVEHOLD

!!ご注意ください!!

こちらのページにはイーオンズエンド:レガシー オブ グレイヴホールドの以下の情報が書かれています。
・ストーリーの日本語訳
・ルールブックの日本語訳
・プレイヤーマット、カードの日本語訳
・ネメシスマット、カードの日本語訳
・その他

イーオンズエンド:レガシー オブ グレイヴホールドはストーリー仕立てのゲームとなっておりますので、ネタバレを読みたくない方はご注意ください。

▼前回「EON’S END: LEGACY OF GRAVEHOLD|PROLOGUE」

グレイヴホールド:セクション1

「本当に、カディア…君は大人なんだから、少しは落ち着いたらどうだい?」
マラスターは妻の肩を抱き、熱心にジュエリーのディスプレイを見ている妻を引き戻した。

カディアはにっこりと笑う。
「エーテルがこんなにユニークな形で集まって、巨大なパワーを秘めていて、しかも信じられないほど輝いているなんて、とても魅力的だと思わない?」

マラスターは疲れきってカディアを見る。
「君のせいでうちの娘はジェム狂いになったんだ」

カディアは鼻で笑う。
「まぁ、あなたったら。市場を立ち上げるのにとても時間がかかったんだから、楽しんだほうがいいじゃない。土の市が恋しかったんだから、少し贅沢をさせてもらうわよ」

マラスターは長いため息をつきながら、「いいよ」という。

「それに…」カディアはからかうようにいう。
「ジェム狂いなのはあなたでしょ。あの子がジェム狂いなのは完全にあなたの責任よ」

「わたしのジェムを使った仕事は純粋にプロフェッショナルなものだよ」
マラスターは腕を組んでふっと笑った。

「ん~そうね~、あなたが工房でジェムに囁いたところを見たことがないわね~」

マラスターは頬を赤らめて眉をひそめる。

「ジェムに優しい声でね」カディアは嘲るように続ける。

「わかった、わかったよ、降参だ。わたしはジェムに少しばかり費やしている」
マラスターは妻に腕を回して胸に引き寄せ、頭の横にキスを押し付ける。
「君の勝ちだ」

「あ、カディア、マラスター!新しい市場も見に来たんですね」
マラスターとカディアは前を向いてガイガーを見た。
彼は巨大な金属の塊である彼の友人ロストの横に立っている。

「そうだよ」 とマラスターは答える。
「グレイヴホールドの遺跡から無事戻ってこられたようでなによりだ」

「発掘作業もいよいよ本格的になってきましたよ」とガイガーは目を輝かせていう。
「娘さんはツルハシ使いが上手ですね。数日後に彼女とノークに合流するために戻る予定です」

 「ポータル」と、彼の形を包む鎧のスーツの下から軋むようにロストがいう。

ガイガーは困惑して顔を上げる。
「ロスト、あれは何だ?」

「ポータル!」ロストはさらに強調して繰り返す。

カディアはロストが見ている先を見た。
市場の真ん中の露店に、紫色の細い線がひび割れるように入っているのが見える。
「ポータルよ!みんな逃げて!」

破孔から出てこようとする怪物に立ち向かうため武器を抜いたマラスターとカディアが前に出る。
商人と市場を行く人たちは走って逃げだした。
雫は鮮やかな紫色の渦となって広がり、そこから人影が歩み出る。
人間の形をしているが、垂れ下がったローブによって不明瞭である。

「ザクソスか?」ガイガーは口をとがらせてカディアを振り向く。
「ザクソスがヴォイドの破孔から歩いて出てきたという魅力的な話をいろいろ聞いたことがあるんだ。あれはアイツなのか?」

「彼らしくないわ」とカディアはゆっくりという。

「ええ、その通り」出てくる声は、まぎれもなく女性だ。
「しかし、彼が全く間違った道を歩んでいたわけではないことは認めざるを得ません。彼は単に適切な意図を欠いていたのです。ヴォイドのクリーチャーはとても強力で有用ですから。我々が、彼らがどれほど危険な存在になり得るかを正確に教えてあげましょう」

「我々?」
マラスターは人気のない広場を一瞥する。

女性の背後から、紫色の液体状の生き物がポータルからにじみ出る。
「ヴォイドの子供たちは、みんな個性的です。あなたは何世紀も彼らと共に生きてきたのに、彼らの名前を知ろうともしなかった」
女性は大きな黒い本を持ち上げる。
革の表紙には、銀色のルーン文字が深く刻まれている。

「しかし、わたしは彼らの名前をすべて知ってる。そして、彼らを利用する方法も知っている」

封筒11を開けます。
このゲームで使う魔術師です。
デッキGH-1aを開けます。
これがゲーム開始時のサプライです。
デッキGH-1bを開けます。
魔術師のスターターカードとターンオーダーカード、そしてプレイヤーエイドです。

封筒1とデッキBSを開けます。
デッキBSはシャッフルしないでください。
そのデッキの上から9枚を脇に置いておきます。
そのカードはアンネームデッキです。
残りのカードはネメシスデッキです。
1/2/3人でプレイしている場合、ネメシスデッキの上から7/5/3のカードを捨てます。

Bishop of Scrollsからニューグレイヴホールドを守りましょう。

Bishop of Scrolls戦に勝った場合はセクション80 (P30)を読んでください。
負けた場合はセクション25 (P8)を読んでください。

▼ENVELOPE1

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